文献

J-GLOBAL ID：201202239623663019   整理番号：12A0006645

塩素酸系除草剤の竹稈注入によるモウソウチクの枯損と再生経過

著者 (5件)： 江崎功二郎 (石川県林試) ,  石田洋二 (石川県 農林水産部) ,  柳田亨 (石川県林試) ,  前浜直 (石川県南加賀農林総合事務所) ,  枷場英代 (石川県南加賀農林総合事務所)
資料名： 林業と薬剤  (Forestry Chemicals)
号： 198  ページ： 7-10  発行年： 2011年12月20日 
JST資料番号： G0376B  ISSN： 0289-5285  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,2003年に行ったクロレートS粒剤竹稈注入によるタケの枯殺効果,およびその7年後における処理竹林の再生経過について調査した。試験は石川県金沢市坪野富樫県有林の放置林において行った。その結果,クロレートS粒剤の冬期注入では,2か月後に葉の変色などの外見的衰退がはじまり,半年後には竹稈の変色によりすべての個体が枯損した。新竹は,各試験区で注入した旧竹および無処理区の新竹と比較して明らかに小さいサイズが分布し,新竹の発生を抑制することが示された。薬剤注入処理後の竹林再生については,小さいサイズのタケは発生と消失を繰返し,大きいサイズのタケは発生,蓄積していった経過が推測された。

シソーラス用語： *除草剤 ,  *マダケ属 ,  注入 ,  *枯死 ,  変色 ,  サイズ効果 ,  生物学的比較 ,  抑制 ,  森林 ,  発生 ,  蓄積 ,  *過程 ,  粒剤 ,  石川県 ,  固形製剤
準シソーラス用語： クロレートS粒剤 ,  *モウソウチク ,  *塩素酸系除草剤 ,  金沢市 ,  県有林 ,  枯殺効果 ,  *枯損 ,  *再生経過 ,  新竹発生抑制 ,  竹林再生 ,  竹稈注入 ,  竹稈変色 ,  発生・消失繰り返し ,  放置林 ,  薬剤注入処理後

分類 (1件)： 森林植物学  (FF02020E)

引用文献 (13件)：

• 江崎功二郎・八神早季・平松新一(2010a)金沢市の放 置竹林における地表性ゴミムシ類の出現種と季節変化.石川県林試研報 42:6-9.
• 江崎功二郎・八神徳彦・小谷二郎(2010b)放置竹林の竹棹発生と断面積密度.石川県林試研報 42:1-3.
• 藤井義久(2005)北部九州における竹林皆伐後の再生過程.ランドスケープ研究 68(5):689-692.
• 藤山正康(2005)竹類防除に拡大登録された「ラウンドアップハイロード」.林業と薬剤 174:10-19.
• 日浦啓全・有川 崇・ドゥラ ドゥルガ バハドゥール(2004)都市周辺山麓部の放置竹林の拡大にともなう土砂災害危険性. J. of the jpn, Landslide Soc. 41(4):1-12.

タイトルに関連する用語 (7件)： 塩素酸 ,  除草剤 ,  竹 ,  稈 ,  注入 ,  モウソウチク ,  枯損