文献
J-GLOBAL ID:201202239769459189   整理番号:12A0024524

26Sプロテアソーム複合体:癌治療の魅力的な標的

The 26S proteasome complex: An attractive target for cancer therapy
著者 (2件):
資料名:
巻: 1825  号:ページ: 64-76  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
26Sプロテアソーム複合体は,種々の癌蛋白質,転写因子,細胞周期特異的サイクリン,サイクリン依存キナーゼ阻害剤,オルニチンデカルボキシラーゼ,及び他の重要な調節性細胞蛋白質のATP依存性蛋白質分解に従事する。したがって,プロテアソームは,多くの重要な細胞過程を直接あるいは間接的に調節する。これらの細胞事象の変化した調節は,癌の発生とリンクする。したがって,プロテアソームは多数の癌治療の魅力的な標的となっている。26Sプロテアソーム複合体の蛋白質分解活性部位を標的とするいくつかのプロテアソーム阻害剤が開発され,抗腫瘍活性が試験されている。これらのプロテアソーム阻害剤は,異なる腫瘍タイプでアポトーシスを引き起こすことによって,目覚ましい抗腫瘍作用を示した。さらに,プロテアソーム阻害剤は,細胞周期停止を誘導し,また血管新生,細胞間接着,細胞移動,免疫反応,炎症反応及びDNA修復反応を阻害することが知られている。多発性骨髄腫や固形腫瘍を治療するために,多くのプロテアソーム阻害剤が臨床試験中である。異なる効果を有する他の多くのプロテアソーム阻害剤が開発され,抗腫瘍活性に関して試験されている。現在臨床試験にあるいくつかのプロテアソーム阻害剤は,ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)阻害剤,Akt阻害剤,DNA損傷剤,Hsp90阻害剤及びレナリドミドなどの他の薬物と組合せると,有意に改善された抗腫瘍活性を示した。プロテアソーム阻害剤ボルテゾミブは,多発性骨髄腫やマントル細胞リンパ腫を治療するために,現在クリニックにある。本稿では,発癌における26Sプロテアソーム複合体及び多数の癌の治療におけるそれらの潜在的治療適用を有する異なるプロテアソーム阻害剤について議論した。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
酵素一般  ,  抗腫よう薬の基礎研究  ,  酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る