抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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静岡県には日本有数の大規模崩壊地大谷崩があり,その中の一の沢では土石流の発生が毎年確認されている。一の沢で発生する土石流は石礫型であり,段波先端部に石礫が集中して流下する。本研究では連続撮影ビデオカメラを用いて土石流の撮影を行い,流下する石礫の粒径に着目して解析を行った。解析に使用した映像は約60分間で,流水部に比較して特に石礫が大量に流下する場合を段波とみなした。そのうち石礫に富み流量が大きい二つの段波を選び,土石流表面を流動する石礫数とその粒径を計測した。流下する石礫は50cm以下のものが大半で,10~20cm前後の石礫が最も多かった。50~100cm以上のものは流下数が少ないが流量変化に応じて出現している傾向が見られた。(著者抄録)