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J-GLOBAL ID:201202240816175478   整理番号:12A1349351

ヒト臍帯マトリックス幹細胞は肝臓分化よりもむしろパラクリン作用を通して急性肝不全を効果的に救済する

Human Umbilical Cord Matrix Stem Cells Efficiently Rescue Acute Liver Failure Through Paracrine Effects Rather than Hepatic Differentiation
著者 (8件):
資料名:
巻: 18  号: 13-14  ページ: 1352-1364  発行年: 2012年07月 
JST資料番号: W1690B  ISSN: 1937-3341  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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異なる組織由来の間葉系幹細胞(MSCs)が,急性肝不全(ALF)の治療のための成熟肝細胞の代替資源として作用できるという証拠が増加している。今回,新しいMSCsの新規な資源として考えられているヒト臍帯マトリックス幹細胞(hUCMSCs)の治療ポテンシャルと異なる機構が,ヒト成人肝細胞(AHHs)と比較してCCl4誘導ALFをもつNOD-SCIDマウスへのそれらの移植を通して調べられた。天然のhUCMSCsは幾つかの肝臓バイオマーカーを構成的に発現していたが,肝細胞特異的機能はAHHsと比較すると弱かった。天然のhUCMSCs又はAHHsがCCl4誘導ALFをもつNOD-SCIDマウスの肝臓に移植されたときに,hUCMSCsとAHHs両方が著明な生存効果を与え,肝臓損傷バイオマーカーの放出を阻止した。hUCMSCsは受容マウス肝臓内に生着して,機能的肝細胞へ分化されたが,hUCMSCs群のHepPar1-/アルブミン(ALB)陽性細胞は受容マウス肝臓においてAHH群よりも少なかった。AHHs移植マウスの血清におけるヒトALB値は,hUCMSCs移植マウスにおける値と比較してより高かった。マウス血清のサイトカイン値の解析は,hUCMSCs移植がAHHs移植よりもより効果的で,IL-1β,TNF-α,IL-6,IL-10及びIL-1RAの様な全身の炎症性サイトカインをダウンレギュレートすることを示した。更に,hUCMSCsによるパラクリン作用がCCl4誘導の損傷マウス肝細胞(MHs)との間接的共培養で同定された。hUCMSCsとの共培養は,AHHsと比較して生存率,損傷MHsのALB分泌及びin vitroでMHsの再生を大きく増強した。それ故に,hUCMSCsはALFの細胞治療においてAHHsの代替資源としてのポテンシャルがある。
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分類 (4件):
分類
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消化器の基礎医学  ,  細胞生理一般  ,  肝臓  ,  細胞・組織培養法 
物質索引 (1件):
物質索引
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