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J-GLOBAL ID:201202240974334346   整理番号:12A0368508

焼戻マルテンサイト鋼の弾性応力下における水素脆化と水素を伴う増強された格子欠陥の生成

Enhanced Lattice Defect Formation Associated with Hydrogen and Hydrogen Embrittlement under Elastic Stress of a Tempered Martensitic Steel
著者 (5件):
資料名:
巻: 52  号:ページ: 198-207 (J-STAGE)  発行年: 2012年 
JST資料番号: F0100A  ISSN: 0915-1559  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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焼戻マルテンサイト鋼の弾性応力下における水素挙動と水素を伴う増強された格子欠陥の生成について,水素をプローブとして陽電子プローブマイクロアナライザ(PPMA)を用いて解明した。また,水素を伴う水素脆化と格子欠陥との関係を調査した。水素チャージ時における負荷応力の時間の経過につれ,格子欠陥量は漸増した。水素存在下での弾性応力下で破壊された試験片はマクロ的にネッキングのない脆性破壊を呈した。微視的な破面の形態はほとんど擬似的なへき開破壊であり,破面は局部的な塑性変形の結果と考えられる。破壊近傍領域内の増強された格子欠陥は200°Cの焼なましにより除去された。破壊試験片についてのPPMA測定による平均陽電子消滅寿命は破壊近傍領域内が他の領域におけるより長かった。その結果,格子欠陥量の増加の最大の原因は,空孔か欠陥クラスタ量の増加に帰せられる。微視的な塑性変形に関連する水素脆化に関して,弾性応力下での転位と水素との相互作用に起因する局部的に増強された空孔が直接,延性の低下をもたらしたと見られる。このことは,引張試験前に脱ガスし水素を完全に除去したにもかかわらずが,延性の低下がみられることから自明である。また,水素含有量と負荷応力以外に,空孔の形成時間と蓄積が,水素脆化を引き起こす重要因子であると結論した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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金属材料  ,  その他の金属組織学 
引用文献 (39件):
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