抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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神奈川県鎌倉の由比ガ浜南遺跡から出土した3個対の化石骨の様々な人体部位でのC/N比は,全て,3.1~3.4,ゼラチン収率は0.7%以上であった。しかし,2固体の椎骨のδ
13C,δ
15Nは,約1‰高いことが確認された。ガスクロマトグラフィー分析は,いずれの骨のゼラチンとも同様のアミノ酸組成であることを示し,この同位体組成の相違が,死亡前の代謝影響であり,外因性や続成作用によるもので無いと考えられた。この相違にも関わらず,炭素14年代は,いずれの骨部位でも誤差範囲で同じであり,化石骨の年代測定への影響は見られなかった。