抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,病院が得た病歴を大学の研究者に渡し統計分析を行い医療の発展に繋げる等のプライバシーに関わる情報の利活用のニーズの顕在化に伴い,k-匿名化などの高度な匿名化技術及び,匿名化データから統計分析を行う技術が研究されている。本論文では医療分野などで頻繁に利用される統計分析であるt検定に着目し,撹乱と呼ばれる匿名化を施したデータに対してt検定を実現する手法を提案する。従来匿名化データに対する統計分析は分析結果の信頼性が不明であったのに対して,本手法は非匿名化データに対するt検定と同等の信頼性を持ち,高い信頼性を要する疫学研究等での利用にも耐えうると考えられる。(著者抄録)