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J-GLOBAL ID：201202243050639336   整理番号：12A1030314

小径転動体を有する転がり軸受の転動疲労寿命に及ぼす転動体サイズと潤滑状態の影響(第2報)-流体潤滑状態での転動疲労寿命-

Effect of Ball Size and Lubricating Condition on Rolling Fatigue Life of the Rolling Bearing with Small Balls: (Part 2)-Rolling Fatigue Life under Fluid Lubricating Condition-

著者 (3件)： 安江悠好 (早稲田大 大学院) ,  松本將 (早稲田大 大学院情報生産システム研究科) ,  吉田悠二 (早稲田大 大学院)
資料名： トライボロジスト  (Journal of Japanese Society of Tribologists)
巻： 57  号： 7  ページ： 487-495  発行年： 2012年07月15日 
JST資料番号： F0390A  ISSN： 0915-1168  CODEN： TORAEO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報では小径の転動体を有するスラスト転がり軸受を用い,軌道と転動体が流体潤滑となる条件下で転動体のサイズの違いが転がり軸受の疲労寿命に与える影響について実験的に研究した。直径が0.5~6.0mmの転動体を有する転がり軸受を用い,それらの軌道盤と転動体間が油膜による分離状態にあることを電気導通により確認し,軌道盤と転動体が流体潤滑状態にある転がり軸受の転動疲労試験を行った。これにより得た主な知見を次に示した。1)転動体,軌道間が流体潤滑状態にある転がり軸受の疲労寿命はその転動体のサイズによる影響は小さく,接触圧力と相関関係があること,2)流体潤滑状態にある小サイズ転動体を有する転がり軸受の転動疲労寿命設計には通常のサイズの転動体を有する転がり軸受と同様の設計手法を用いても問題ないと考えられること。

シソーラス用語： *転動体 ,  小口径 ,  *疲れ寿命 ,  接触 ,  *接触圧 ,  *サイズ効果 ,  *流体潤滑 ,  疲れ試験 ,  *スラスト軸受 ,  軸受軌道面 ,  点接触 ,  *転がり軸受 ,  孔食 ,  微細構造 ,  疲れ
準シソーラス用語： 接触面 ,  転がり疲れ

分類 (1件)： 軸受  (QB01020W)

引用文献 (5件)：

• 1) 高田浩年・相原了:転がり軸受の寿命と信頼性,日刊工業新聞社(2005) 118.
• 2) 松本將:表面硬化材のころがり疲れの研究(第1報,浸炭焼入れ鋼の損傷発生限界)潤滑, 19, 1 (1974) 27.
• 3) T. A. Harris & M. N. Kotozalas: Rolling Bearing Analysis fifth ed. Essential Concepts of Bearing Technology, CRC press (2007) 200.
• 4) 安江悠好・松本將・松下貴之:小径転動体を有する転がり軸受の転動疲労寿命に及ぼす転動体サイズと潤滑状態の影響(第1報,混合潤滑状態での転動疲労寿命),トライボロジスト, 56, 7 (2011) 441.
• 5) T. A. Harris & M. N. Kotozalas: Rolling Bearing Analysis fifth ed. Advanced Concepts of Bearing Technology, CRC press (2007) 222.

タイトルに関連する用語 (7件)： 小径 ,  転動体 ,  転がり軸受 ,  転動疲労寿命 ,  サイズ ,  潤滑 ,  流体潤滑