抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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核磁気共鳴(NMR=Nuclear Magnetic Resonance)の概要に触れ,NMRに用いる冷凍あるいは冷却技術との関わりについて,主に超電導マグネットの関連技術を紹介した。NMRの主要構成機器である超電導マグネットは,超電導マグネット本体とクライオスタットとから構成している。いずれの冷凍機の冷凍サイクルは対象温度が77K以下の極低温域であることに加え,コンパクト化のために蓄熱式交換器を用いている。冷凍・冷却を活用してNMRの利便性を得るには,超電導マグネットを高磁場化するための,超流動冷却によって運転温度を4.2K以下に下げる方式では,クライオスタットはヘリウムの連続フローを伴った構成となる。ヘリウム再凝縮装置は冷凍機を用いて蒸発ガスを再凝縮し冷媒消費をゼロにする。液体窒素自動供給装置は,2週間ごとの補充作業からの負担を開放する。