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J-GLOBAL ID:201202243441867260   整理番号:12A1737766

サメの活用から気仙沼の復興を目指す

著者 (2件):
資料名:
号: 48  ページ: 1-8  発行年: 2012年11月30日 
JST資料番号: L8000A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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サメ・エイ類は世界的に年間約80万t(2003年)もありながら,日本以外では鮮度低下に伴うアンモニア臭が障害となってヒレだけを残して海洋投棄している。年間約10万tのサメ類が水揚げされる気仙沼港は2011年3月の東日本大震災で大被害を受けたが,地産地消を目的としたサメ肉有効活用の商品開発に取組んできた。日本では一部の内臓を除き,サメの大部分が利用されている。1)サメ皮は気仙沼市の特産品として鞄や財布に加工,販売されている。精製したサメ皮由来のコラーゲンは化粧品やロコモティブシンドローム改善の機能性食品原料として利用できるようになった。2)サメ軟骨由来のコンドロイチン硫酸は食品,医薬品及び機能性食品として利用されている。3)サメ心臓は気仙沼で加工され,珍味として利用されている。4)サメ肉は魚種によってはそのままステーキや煮物として利用されるが,多くの場合魚肉練り製品の補助食材として利用されている。サメ肉の消費拡大のため筆者らは歯ごたえを残した練り製品「newコラーゲンボール」を開発した。また低分子量化したサメ肉酵素加水分解物については骨密度を高める効果,破骨細胞分化抑制効果を確認した。
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分類 (2件):
分類
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水産業一般  ,  水産食品一般 
引用文献 (10件):
  • 1) 野村義宏(2009),第3章マリンコラーゲン,コラーゲンの製造と応用展開監修,谷原正夫:シーエムシー出版,91-103.
  • 2) Nomura Y (2004), Properties and utilization of shark collagen, in" More efficient utilization of fish and fisheries products" ( Ed. Sakaguchi M), Elsevier, 147-158.
  • 3) 野村義宏、高橋滉、笹辺修司(2009)サメが丸ごと化粧品原料や機能性食品に,生物工学,87:452-453.
  • 4) Nomura Y, Oohashi K, Watanabe M, and Kasugai S, (2005) Increase in the bone mineral density by orally administering gelatin from shark skin to ovariectomized rats, Nutrition, 21: 1120-1126.
  • 5) Atsugi T, Nomura Y, and Watanabe M, (2002) Effect of shark skin collagen on morphologic and biochemical changes in a guineapig model of osteoarthritis, in "Animal cell technology: Basic and Applied aspects" (Ed.Yagasaki K, Miura Y, Hattori M, and Nomura Y), 459-463.
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