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J-GLOBAL ID:201202243935399685   整理番号:12A0615572

水熱処理によるモウソウチクの高度有効利用

Hydrothermal carbonization behavior of Moso-Bamboo (Phyllostachys heterocycla) in Hot-Compressed Water
著者 (4件):
資料名:
巻:号:ページ: 53-60  発行年: 2012年03月31日 
JST資料番号: L7845A  ISSN: 1349-3418  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,モウソウチクを高度に有効利用することを目的として,180-300°Cの加圧熱水中での分解および糖生成挙動および残渣の組成について調べた。その結果,180-220°Cでは,まず遊離糖が溶出し,次いでヘミセルロースが分解され,キシロオリゴ糖,キシロースといった糖類,更に反応が進行すると有機酸やフルフラールが水可溶化物として回収可能であることが分かった。その間,セルロースはほとんど分解されず,240°Cで分解が開始され,グルコースが得られた。更に反応が進行すると有機酸や5-HMF,フルフラールが水可溶化物として得られることが分かった。したがって,これらの水可溶化物については,処理条件によって食品添加物やエタノールや乳酸の発酵原料,化学原料として利用可能であることが分かった。また,処理残渣の元素組成について調べたところ,処理温度が高くなるにつれ,炭素濃度が増加し,一方酸素濃度は減少した。すなわち,前者は未処理原料では,48.1wt%であったものが,300°C処理残渣では72.1wt%になり,後者は未処理原料では,45.7wt%であったものが,300°C処理残渣では22.3wt%になった。このような元素組成の変化に伴い,未処理原料では16.7MJ/dry-kgであった発熱量は,300°C処理残渣では28.0MJ/dry-kgにまで増加し,残渣の固体燃料としての利用の可能性が示唆された。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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樹皮,その他の林産物  ,  木材化学  ,  生物燃料及び廃棄物燃料 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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