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J-GLOBAL ID：201202244012388636   整理番号：12A0269244

極高真空走査型トンネル顕微鏡法を用いたポルフィリンからの光ルミネセンスと走査型トンネル顕微鏡発光との比較

Comparison of scanning tunneling microscope-light emission and photoluminescence from porphyrin films using ultra-high vacuum scanning tunneling microscopy

著者 (3件)： NISHITANI Ryusuke (Dep. of Basic Sciences, Kyushu Inst. of Technol., Fukuoka 804-8550, JPN) ,  LIU Hongwen (Insititute of Physics, Chinese Acad. of Sciences, Beijing 100190, CHN) ,  IWASAKI Hiroshi (PARC, Graduate School of Engineering, Osaka Univ., Osaka 565-0871, JPN)
資料名： Applied Physics Letters  (Applied Physics Letters)
巻： 100  号： 5  ページ： 051102  発行年： 2012年01月30日 
JST資料番号： H0613A  ISSN： 0003-6951  CODEN： APPLAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： プラズモニック場と外部レーザ場を含め,光子場と分子の相互作用を研究するために,走査型トンネル顕微鏡(STM)チップを用いて及び用いないで,Au基板上のポルフィリン分子からの光ルミネセンス(PL)をその場で測定した。測定はHe-Cdレーザの入射パワーを10^-3~10^-7W範囲で変化させて照射中に,極高真空走査型トンネル顕微鏡槽内で行った。約10^-7Wの入射パワーでは,スペクトルはSTMチップの存在に強く依存し,これは分子からのSTM発光に関係した。分子からのSTM誘起発光(STML)の量子効率とPLに対する量子効率の比を,STMLに対して2nmの有効面積と直径40μmのレーザビームを用いて,7.5×10^-8Wのレーザパワーで実測したSTML/PL強度比に基づいて推定した。STMLにおける電子に対する推定量子効率はPLの一光子に対するものよりも約10¹⁰倍高かった。この異常な増強をSTMナノ空洞中の分子からのプラズモン増強発光に基づいて論じた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *走査型トンネル顕微鏡 ,  *光ルミネセンス ,  表面プラズモン ,  量子効率 ,  極高真空 ,  レーザビーム ,  大環状化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  架橋化合物

分類 (1件)： 有機化合物のルミネセンス  (BM08094A)

物質索引 (1件)： ポルフィリン

タイトルに関連する用語 (5件)： 極高真空 ,  走査型トンネル顕微鏡法 ,  ポルフィリン ,  光ルミネセンス ,  走査型トンネル顕微鏡