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J-GLOBAL ID：201202244381581890   整理番号：12A1145305

大規模環境レーザ計測点群からの配管系統の自動認識

著者 (3件)： 川島千明 (北大 大学院情報科学研究科) ,  金井理 (北大 大学院情報科学研究科) ,  伊達宏昭 (北大 大学院情報科学研究科)
資料名： 精密工学会誌  (Journal of the Japan Society for Precision Engineering)
巻： 78  号： 8  ページ： 722-729  発行年： 2012年08月05日 
JST資料番号： F0268C  ISSN： 0912-0289  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,プラントの大規模環境レーザ計測点群から,パイプの径,長さ,軸線の通過点と方向ベクトルを自動的に認識,抽出するアルゴリズムを開発した。提案するアルゴリズムは法線ベクトルテンソルの固有値解析,Region-Growing,円筒面フィッティング,円筒面の軸線分の幾何学関係に基づく接続要素の認識によるものである。また実際の石油リグと熱源機械室の計測点群に対する実験により,本アルゴリズムの有効性を評価した。これにより得た主な知見を次に示した。1)パイプ部分については85%程度の認識率で自動検出できること,2)接続要素の認識率は40%~54%程度であること,3)本アルゴリズムでは,軸線分の位置・姿勢のみを基に接続要素の認識をするため,正しく認識されない場合があること,この問題解決のため,接続要素付近に存在する計測点群の分布状態を分析し,認識する手法の開発を今後行うことなど。

シソーラス用語： *配管システム ,  *パターン認識 ,  *光走査 ,  点群 ,  物体認識 ,  計算機アルゴリズム ,  特徴抽出 ,  大規模系 ,  パラメータ推定 ,  成因
準シソーラス用語： *自動認識 ,  *レーザ走査 ,  接続要素 ,  認識精度

分類 (2件)： パターン認識  (JE07000S) ,  パイプライン・空気・水力輸送  (QD05010T)

引用文献 (15件)：

• 1) 増田宏 : 対象物の制約を用いた点群データからの幾何曲面抽出, 精密工学会秋季講演会, 2009A, (2009) 61.
• 2) 増田宏,阿部佑二 : 複数のレーザ計測点群からの曲面抽出, 精密工学会秋季講演会, 2011A, (2011) 125.
• 3) T. Rabbani, F. Heuvel : 3d Industrial Reconstruction by Fitting CSG Models to a Combination of Images and Pointclouds, ISPRS and Spatial Information Sciences, 35(B3), (2004) 7.
• 4) 生田目貴徳,溝口知広,白井健二 : マンハッタンワールド仮説を用いたアズビルドモデリング,精密工学会秋季講演会, 2011A, (2011) 121.
• 5) A. Johnson, R. Hoffman, J. Osborn, M. Hebert : A system for semi-automatic modeling of complex environments, Proc of IEEE International Conference on Recent Advances in 3-D Digital Imaging and Modeling, (1997) 213.

タイトルに関連する用語 (7件)： 大規模 ,  環境 ,  レーザ ,  計測点 ,  配管 ,  系統 ,  自動認識