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J-GLOBAL ID：201202246298310488   整理番号：12A0754494

体温付近で形状が戻る記憶マテリアルの創生

著者 (1件)： 青柳隆夫 (物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点)
資料名： 未来材料  (Expected Materials for the Future)
巻： 12  号： 5  ページ： 10-13  発行年： 2012年05月10日 
JST資料番号： L4328A  ISSN： 1346-0986  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高分子結晶の融解現象に着目した温度応答性材料を用いて表面形状記憶材料に関する研究を進めている。実際には,ポリ(ε-カプロラクトン)を成分とする分岐型のマクロモノマーを光または熱架橋した材料であり,材料自身の温度応答性を確認したのち,材料の表面形状記憶への応用を進めている。結晶化に寄与する連鎖の分子間力も維持することによって,明確な転移温度を有するとともに,なおかつ架橋点を導入することにより融解後でも元の形状に「戻る」材料である。(著者抄録)

シソーラス用語： *ポリカプロラクトン ,  *機能性高分子 ,  形態 ,  高分子結晶 ,  融解 ,  *分枝重合体 ,  *光架橋 ,  熱応答 ,  結晶化 ,  分子間力 ,  転移温度 ,  *体温 ,  *マクロモノマ ,  高分子鎖
準シソーラス用語： 連鎖 ,  *マクロマ ,  *温度応答性高分子 ,  *形状記憶高分子 ,  表面形状

分類 (4件)： 高分子固体の物理的性質  (CG02024U) ,  ポリエステル,アルキド  (YH07070P) ,  高分子固体の構造と形態学  (CG02022M) ,  その他の高分子の反応  (CG03040H)

物質索引 (1件)： ε-カプロラクトン

引用文献 (7件)：

• 1) B.K. Kim, S.Y. Lee, M. Xu: Polymer, 37 (26), 5781 (1996).
• 2) T. Aoyagi, F. Miyata, Y. Nagase: J. Contr. Rel., 32 (1), 87 (1994).
• 3) T. Muroya, K. Yamamoto, T. Aoyagi: Polym. Deg. Stab., 94 (3), 285 (2009).
• 4) H. Miyasako, K. Yamamoto, A. Nakao, T. Aoyagi: Macromol. Biosci., 7 (1), 76 (2007).
• 5) H. Miyasako, K. Yamamoto, T. Aoyagi: Polym. J., 40 (9), 806 (2008).

タイトルに関連する用語 (2件)： 体温 ,  マテ