抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報では,耐熱陶器の革新的性能向上では市販耐熱はい土を評価し,また更なる低膨張化ではペタライト-粘土系素地を試験し,調合時のぺタライト量が低熱膨張化に影響し,生成β-石英固溶体関与を示した。5種類の市販耐熱はい土を乾燥,粉砕し分析した。Li
2Oは湿式分析,他成分は蛍光X線装置で組成分析,粉末X線回折装置で鉱物同定を行った。また電気炉で焼成,成形し吸水率,熱膨張率,生成相を同定した。焼成温度の吸水率,熱膨張係数との関係を表化した。焼成時生成相分析ではβ-石英固溶体が増えると熱膨張係数は減った。素地試験では,ペタライトはペタライト#52,粘土は本山水ヒ蛙目粘土を用い,ペタライト重量35~70%(5%間隔)で8種類調合した。湿式粉砕混合,脱水,乾燥し,1mm以下に粉砕,焼成し吸水率,熱膨張係数を測定した。ペタライト量の熱膨張係数,吸水率との関係を図化した。熱膨張係数は,ペタライト量に関わらず焼成温度1100~1140°Cで最小になり,量が増えると減り,50%以上で1×10
-6/°C以下,65%以上で負となった。吸水率はペタライト量増加で減った。