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J-GLOBAL ID：201202246637603686   整理番号：12A0626706

ジチゾンナノ薄膜試験紙を用いる通液濃縮法による水銀イオン検出における妨害除去法の検討

Elimination of Interferences in the Mercury(II) Determination with a Dithizone Nanofiber-coated Test Strip Based on Filtration-Enrichment

著者 (1件)： 高橋由紀子 (長岡技術科学大学産学融合トップランナー養成センター)
資料名： 分析化学
巻： 61  号： 2  ページ： 123-126 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： F0008A  ISSN： 0525-1931  CODEN： BNSKAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ジチゾンナノ薄膜試験紙(Dith DNTS)を用いた通液濃縮法による水銀イオン(Hg^II)の比色検出における妨害除去を研究した。マスキング剤及び沈殿剤を試料溶液に添加することで,固液分離に基づいた選択性の高いppbレベルでのHg^II検出法を確立することができた。10000ppmのNa⁺,5000ppmのK⁺及びCa^II,酸性条件下で100ppmのPb^II及びFe^IIII,EDTAをマスキング剤として添加し,水溶性錯体として分離すると100ppmのZn^II,10ppmのCd^II,6.4ppmのCu^IIまで干渉を抑制できることが分かった。目視検出を用いると現場での排水基準の判定も可能なものと考察した。

シソーラス用語： *比色分析 ,  *金属イオン ,  *水銀化合物 ,  紙 ,  ナノ構造 ,  超薄膜 ,  予備濃縮 ,  定量分析 ,  妨害成分 ,  分析試薬 ,  添加物効果 ,  沈殿試薬 ,  固液分離 ,  排出基準 ,  検出限界 ,  測定精度 ,  マスキング ,  許容量 ,  肉眼検査 ,  現場試験 ,  *水試料 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  アミノカルボン酸 ,  ジアミン ,  芳香族化合物 ,  ウレア化合物 ,  有機硫黄化合物 ,  多窒素化合物 ,  ナノシート
準シソーラス用語： ナノ薄膜 ,  試験紙 ,  *水銀イオン

分類 (1件)： 水中の汚染物質の物理分析  (CC03080N)

物質索引 (2件)： EDTA ,  ジチゾン

引用文献 (18件)：

• TAKAHASHI, Y. Angew. Chem. Int. Ed. 2006, 45, 913
• TAKAHASHI, Y. Nanotechnology Applications for Clean Water. 2009, 417
• 鈴木敏重. 日本特許公開公報, 特許第4185982号. 2008
• UENO, K. Handbook of organic analytical reagents. 1992, 432
• BUDESINSKY, B. W. Talanta. 1973, 20, 228

タイトルに関連する用語 (8件)： ジチゾン ,  ナノ薄膜 ,  試験紙 ,  通液 ,  濃縮 ,  水銀イオン ,  妨害 ,  除去法