文献
J-GLOBAL ID:201202246853235365   整理番号:12A0611974

塩素とヨウ素の交換によるThermosynechococcus elongatus由来光化学系IIにおける塩素の役割検討

Probing the role of chloride in Photosystem II from Thermosynechococcus elongatus by exchanging chloride for iodide
著者 (4件):
資料名:
巻: 1817  号:ページ: 802-810  発行年: 2012年05月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
光化学系II(PSII)における水酸化の活性部位はO2発生前に5連続酸化状態(S0からS4)になる。これはMn4CaO5クラスター及びTyrZ酸化還元活性チロシン残基からなる。塩素イオンは酵素の機能に必要であることが知られている。しかし,X線データは塩素イオンがMn4CaO5クラスターから7Å離れた位置にあることを示し,この距離は塩素が水分解化学に直接関与するには離れ過ぎている。藍藻Thermosynechococcus elongatusのMn4クラスターにCa2+又はSr2+を生合成で入れ,Cl-をI-に置換して塩素イオンの役割を調べた。交換による電子移動段階への影響を時間分解UV-可視吸収スペクトル,室温での時間分解EPR及び低温cw-EPRスペクトルで調べた。Ca-PSII及びSr-PSIIは両方共Cl-/I-交換により2つのS3TyrZ→(S3TyrZ)′→S0反応が遅くなり,高速反応はS3TyrZ→(S3TyrZ)′で,正に荷電したnear/onTyrZ及びS0とO2形成及び第二プロトン放出に対応する低速相による静電気的に誘発された触媒中心からの1プロトンの排除を反映していた。S0形成のt1/2はCa/Cl-PSIIの1.1msからCa/I-PSIIの約6msに,Sr/Cl-PSIIの4.8msからSr/I-PSIIの約45msに増大した。全例でTyrZ還元が律速段階であった。動的効果は空間的に離れているCa2+結合部位とCl-結合部位の相互作用のモデルにより説明できた。この相互作用はプロトン放出が流れるCl-及びCa2+結合部位を結合するH結合及び/又は水分子ネットワークにより仲介されると推察した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
光合成 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る