抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電力変換器の電力損失を測定するための低コストシステムについて報告した。熱量測定法は電力変換器の損失により発生した熱量について行った。恒温槽の代わりに低コストで2器の安価な断熱材容器を使用した簡単な測定システムの熱量測定法を採用し,また,恒温槽の温度を測定するための媒体は使用しないため,大幅な低コスト化となった。温度上昇に基づいて電力損失を測定する際,飽和温度を使用すると測定時間が長くなるので,このシステムでは電力変換器の電力損失を過度状態の温度上昇から導出した。結果として,測定時間範囲を500secから4000sec,2000sec,1500secまでとし,最大誤差率は15Wで5.8%,15Wで6.7%,25Wで6.2%が得られた。このシステムは測定誤差率を10%以内に収めることができ,また,短時間で電力変換器の電力損失が求められた。さらに容器B内の温度を測定開始から容器A内の温度に急速に追従させることで容器Aと同等の温度上昇を取得し,容器Bからも電力損失を導出した。これにより,容器Bを用いることで精度を向上させた。