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J-GLOBAL ID：201202249192365258   整理番号：12A0638439

14,600年前のベーリング温暖期における氷床崩壊と海水準上昇

Ice-sheet collapse and sea-level rise at the Bolling warming 14,600 years ago

著者 (11件)： DESCHAMPS Pierre (Aix-Marseille Univ., Aix-en-Provence, FRA) ,  DURAND Nicolas (Aix-Marseille Univ., Aix-en-Provence, FRA) ,  BARD Edouard (Aix-Marseille Univ., Aix-en-Provence, FRA) ,  HAMELIN Bruno (Aix-Marseille Univ., Aix-en-Provence, FRA) ,  CAMOIN Gilbert (Aix-Marseille Univ., Aix-en-Provence, FRA) ,  THOMAS Alexander L. (Dep. of Earth Sci., Oxford, GBR) ,  HENDERSON Gideon M. (Dep. of Earth Sci., Oxford, GBR) ,  OKUNO Jun’ichi (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  YOKOYAMA Yusuke (Univ. Tokyo, Chiba, JPN) ,  OKUNO Jun’ichi (National Inst. of Polar Res., Tokyo, JPN) ,  YOKOYAMA Yusuke (JAMSTEC, Yokosuka, JPN)
資料名： Nature (London)  (Nature (London))
巻： 483  号： 7391  ページ： 559-564  発行年： 2012年03月29日 
JST資料番号： D0193B  ISSN： 0028-0836  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 過去の海水準の記録は,気候強制力に対する氷床の応答について重要な情報を提供する。こうした記録には,最終退氷期には500年未満の期間で約20メートルという劇的な海水準上昇が起こったことを示唆するものもある。しかし,このメルトウォーターパルス(MWP-1A)の時期と振幅については決着がついていないため,融解水の起源や,退氷期の急激な気候変化との時間的関係や因果関係が確定されていない。本論文では,MWP-1Aが遅くとも14,650年前には始まって14,310年前に終わり,ベーリング温暖期と同時期であったことを示す。この結果は,統合海洋掘削計画第310調査の際にタヒチ沖で珊瑚礁を掘削した結果に基づいており,タヒチにおける海水準上昇は12から22メートルの間で,14から18メートルの間である可能性が最も高く,南半球からの融解水の顕著な寄与があったことを示している。このことは,MWP-1Aの期間には海水準上昇速度が年間40ミリメートルを超えていたことを意味している。Copyright Nature Publishing Group 2012

シソーラス用語： *ベーリング海 ,  *海面上昇 ,  *氷床 ,  崩壊 ,  珊瑚礁 ,  掘削 ,  *完新世 ,  *融解
準シソーラス用語： 氷床崩壊 ,  *中世温暖期

分類 (1件)： 層位学,地史学,古地理学一般  (DE02010O)

タイトルに関連する用語 (4件)： 温暖期 ,  氷床 ,  崩壊 ,  海水準上昇