抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,歩行可能なロボットが研究開発され実用化の段階をむかえている。二足歩行できるロボットの組立キットなどが市販され,学校教育においても利用可能な条件が整ってきた。本論文では,中学校の技術教育を対象とする二足歩行型ロボットを用いた教材の開発と授業実践に基づいて制御教育を構築し,立案した学習指導計画に沿って実践した授業の結果から,その教育的効果について評価することを目的とする。学習活動を行った生徒は自分自身の二足歩行運動を技術的な側面から観察し,それをモデル化するとともに,歩行データのモーション制作を通してロボットを二足歩行させる制御技術を体験的に習得できた。事前・事後調査と授業観察に基づいて学習効果を評価した結果,ロボットを二足歩行させるための工夫の促進及び制御技術とプログラムの果たす役割に関する学習効果が明らかにされ,二足歩行を題材とするロボット制御学習の有用性が示された。(著者抄録)