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J-GLOBAL ID：201202249613600456   整理番号：12A0442558

境界音場制御の原理を用いた全方位音響マルチビームフォーミングシステムの開発

著者 (3件)： 橋本泰治 (筑波大 大学院図書館情報メディア研究科) ,  三河正彦 (筑波大 大学院図書館情報メディア研究科) ,  田中和世 (筑波大 大学院図書館情報メディア研究科)
資料名： 日本音響学会誌  (Journal of the Acoustical Society of Japan)
巻： 68  号： 3  ページ： 113-120  発行年： 2012年03月01日 
JST資料番号： G0162A  ISSN： 0369-4232  CODEN： NIOGAH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： スピーカアレーを用いた指向性制御方法について研究開発を進めている。前報では,2次元アレーを用いることで全方位に指向性形成ができ,また,楕円形制御点配置を用いることで効果的に指向性を制御できるシステムを提案し,数値シミュレーションによりその有効性を実証した。しかし,実用システムの製作を想定すると,実空間において音環境を計測する際に,楕円形の制御点位置にマイクロホンを配置することは現実的ではない。そこで,本稿では正方形に配置したマイクロホンを用いて楕円形配置の制御点を等価的に制御する方法を提案する。また,周囲の音環境によらず安定的に指向特性を得るためにリフレクタの導入を検討する。提案方法に基づいて試作したシステムを用い,実環境における実験の結果を報告する。(著者抄録)

シソーラス用語： *指向性 ,  音環境 ,  マイクロホン ,  音場 ,  ビーム成形 ,  数値シミュレーション ,  全方向
準シソーラス用語： *スピーカアレイ ,  全方位 ,  マルチビーム

分類 (1件)： オーディオ機器  (NC06010U)

引用文献 (18件)：

• 武岡成人. 両耳に追従する指向制御型超音波スピーカ. 音講論集, 2011.3. 2011, 777-778
• 榎本成悟. 境界音場制御の原理を用いた指向性スピーカシステムの提案. 信学論. 2005, 88, 1-9
• 麦沢一博. 遅延回路を用いた指向性スピーカ. 音講論集, 2007.3. 2007, 529-530
• 榎本成悟. 音場の局所化技術を応用した指向性スピーカシステムの試作と評価. 信学技報. 2007, 106, 607, 17-22
• 羽田陽一. 自由空間伝達関数を用いた多点制御に基づく小型スピーカアレーの実空間性能. 音講論集, 2008.3. 2008, 631-632

タイトルに関連する用語 (5件)： 境界音場制御 ,  原理 ,  全方位 ,  音響 ,  開発