抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,しゅう動集電時におけるアーク放電が発生した際の通過電気量と集電系材料の質量変化の関係や集電系材料の表面状態を電極開閉装置と直流電源を用いて調べた。実験材料には,硬銅トロリ線と銅ならびカーボン系すり板(50%C)及び鉄が主成分の鉄系金属すり板を用いた。実験結果は,1)陽極に硬銅トロリ線,陰極にカーボン系すり板を用いた放電では硬銅トロリ線の質量は20μg/Cで増加し,カーボン系すり板では70μg/Cで減少した。2)陽極に硬銅トロリ線,陰極に鉄系金属すり板を用いた放電では硬銅トロリ線の質量は90μg/Cで増加し,鉄系金属すり板では200μg/Cで減少した。3)カーボン系と鉄系金属すり板の質量変化の違いは炭素による銅の飛散防止である。4)陽極の質量増加は陰極の質量減少量の30~45%である。