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J-GLOBAL ID：201202249928966580   整理番号：12A0460233

ν=5/2分数量子Hall状態のスピン分極のなぞを解く

Unraveling the Spin Polarization of the ν=5/2 Fractional Quantum Hall State

著者 (6件)： TIEMANN L. (NTT Corp., Atsugi, JPN) ,  TIEMANN L. (JST-ERATO, Kawaguchi, JPN) ,  GAMEZ G. (NTT Corp., Atsugi, JPN) ,  KUMADA N. (NTT Corp., Atsugi, JPN) ,  MURAKI K. (NTT Corp., Atsugi, JPN) ,  MURAKI K. (JST-ERATO, Kawaguchi, JPN)
資料名： Science  (Science)
巻： 335  号： 6070  ページ： 828-831  発行年： 2012年02月17日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 強相関二次元電子系が低温において,面に垂直な強磁界を受ける場合,電子間相互作用と量子効果によって非常に興味深い現象が起こる。中でも,その基底状態がトポロジカルに禁止された非Abel統計に従う準粒子励起を持つ可能性がある分数量子Hall効果について,最近,研究が非常に盛んである。この現象の背後にある物理機構の微視的起源の詳細は,未だ良く分かっていない。本論文では,充填因子ν=5/2の分数量子Hall状態の電子スピン分極を抵抗検出型NMRを用いて直接測定した結果について報告する。その結果,電子系は完全に分極していることを見いだし,ν=5/2状態が非Abel統計に従うことを強く支持する結果を得た。また,本実験は第1励起Landau準位に関する相互作用が,通常とは本質的に異なる性質を持っていることも明らかにした。

シソーラス用語： *分数量子Hall効果 ,  *スピン分極 ,  電子系 ,  電子相関 ,  e-e相互作用 ,  Abel変換 ,  準粒子 ,  *NMR【磁気共鳴】 ,  Landau準位
準シソーラス用語： 強相関電子系 ,  二次元電子系 ,  電子間相互作用

分類 (1件)： その他の無機化合物のNMR  (BM07043Z)

タイトルに関連する用語 (2件)： 分数量子Hall状態 ,  スピン分極