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J-GLOBAL ID：201202250876467864   整理番号：12A0658578

薄板構造への超高速衝突により発生するプラズマの伝播特性

Propagation of Plasma Generated by Hyper-Velocity Impact on Thin Plate Structure

著者 (3件)： 長岡洋一 (総合研究大学院大学物理科学研究科宇宙科学専攻) ,  田中孝治 (宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所) ,  佐々木進 (宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所)
資料名： 日本航空宇宙学会論文集  (Journal of the Japan Society for Aeronautical and Space Sciences)
巻： 60  号： 2  ページ： 89-95 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： L3565A  ISSN： 1344-6460  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大型宇宙構造物では,スペースデブリやマイクロメテオロイドとの衝突は不可避である。本研究では金属薄板に対し直径3.2mmのアルミニウム球を秒速6kmで衝突させる実験を行い,そのときに発生するプラズマの伝播特性を調べた。その結果,プラズマは,主に60°から90°の方向に伝搬し,沿面に近い程早くなることが判った。また残留ガスの影響を除外すれば,プラズマ密度は距離のマイナス3乗で減少することが判った。これらの結果は,プラズマがプロジェクタイルとターゲットの接触領域で発生し,衝突エッジ部分から幾何学的に許される範囲に対しマクスウェル速度分布に従って一様に拡散するというモデルで,ほぼ説明することが出来る。

シソーラス用語： *プラズマ ,  *宇宙構造物 ,  スペースデブリ ,  衝突 ,  薄板 ,  金属板 ,  高速衝突 ,  プラズマ密度 ,  *衝突試験 ,  放射
準シソーラス用語： アルミニウム板 ,  プラズマ放射 ,  メテオロイド衝突 ,  高速度衝突 ,  超高速度

分類 (1件)： 飛しょう体の設計・構造  (QK04010H)

引用文献 (8件)：

• BRANDHORST, H. Hypervelocity Impact Studies of High Voltage Solar Array Segments. 53rd IAC, 2002. 2002
• 川北史朗. 太陽電池パネルのデブリ衝突による電気的影響. 平成17年度スペースプラズマ研究会, 2006. 2006, 120-123
• 福重進也. スペースデブリ衝突による太陽電池アレイの放電に関する実験. 平成19年度博士論文, 九州工業大学大学院. 2008
• CRAWFORD, D. A. Laboratory Investigations of Impact-Generated Plasma. J. Geophys. Res. 1991, 96, 18807-18817
• KRASA, J. Time-of-Flight Spectroscopy of Ion Currents Emitted by Laser Produced Plasmas. 33rd EPS Conference on Plasma Physics, 2006. 2006, 30I

タイトルに関連する用語 (4件)： 薄板構造 ,  高速衝突 ,  プラズマ ,  伝播特性