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J-GLOBAL ID:201202251601608146   整理番号:12A0580349

アジア産蘚苔類の分類・生態ノート 25.近畿地方から見つかったイトウロコゴケ

Taxonomical and ecological notes on Asian bryophytes, 25. New record of Nardia minutifolia Furuki from Kinki District.
著者 (2件):
資料名:
巻: 10  号:ページ: 221-222  発行年: 2012年03月 
JST資料番号: L2477A  ISSN: 1343-0254  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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福知山市大江町内宮において絶滅危惧蘚苔類の調査を行ったところ,苔類イトウロコゴケNardia minutifolia Furuki(ウロコゴケ科)が見つかった。この種はこれまで東日本の数か所と屋久島だけで知られていた。この場所は,京都府北部大江山周辺の蛇紋岩地であり,元伊勢神宮があるため長く自然林が残された地域である。林内を通る狭い道路がカーブし,土壌が露出した場所で,良く日が当たり,上部から浸みだし土が湿っていた。この種はこの土の上に薄いマット状に広がって生育していた。本種の特徴は,1)植物体が小さく常に鞭状である,2)側面からの介在分枝を欠き,主にヤスデゴケ型分枝をする,3)葉は小さく円頭である,4)腹葉は顕著でその基部は葉と癒合しない,5)油体は全て葉身細胞にあり,眼点はほとんどすべての細胞で確認できる,6)ペリギニウムは直立する,7)花被は長くて苞葉から突出する,などがあった。本種は,胞子体はまだ見つかっていないが,今回の産地においても雌苞葉はつけているが,胞子体葉つけていなかった。
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分類 (1件):
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植物学一般 
引用文献 (2件):

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