抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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海色衛星や現場観測によって,サブメソ(数km)からメソ(数十km)スケールの現象,中規模渦やフィラメントの影響を受けたクロロフィル分布が捉えられている。西部北太平洋において,サブメソからメソスケールの現象が植物プランクトンブルームに与える影響を調べるために,水平解像度約3kmの北太平洋海洋大循環モデルにNPZDタイプの低次生態系モデルを結合し,シミュレーションを実施した。シミュレーションの結果,黒潮続流や亜熱帯反流付近において,数10kmスケールの渦や渦から伸びた幅の狭いフィラメント構造,数10km以下のサブメソスケール構造が再現され,その影響を受けたクロロフィル分布が,モデルで確認できた。(著者抄録)