文献
J-GLOBAL ID:201202253508104157   整理番号:12A0112780

腸における多機能IgA+形質細胞表現型の獲得

Acquisition of a multifunctional IgA+ plasma cell phenotype in the gut
著者 (20件):
資料名:
巻: 481  号: 7380  ページ: 199-203  発行年: 2012年01月12日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
体内で最大の粘膜面を持つ場所は胃腸管内であり,そこには通常は無害な微生物が非常に多く定着している。この微生物負荷と胃腸管に密集しているリンパ球との間の恒常的なバランス維持に必要な中心的機序は,多反応性IgAの産生と経上皮輸送である。この粘膜組織内でB細胞はサイトカインに応答し,ときにはT細胞ヘルプが無い状態で免疫グロブリン受容体のIgAへのクラススイッチ組換えを行い,そして分化して形質細胞になる。しかしながらIgA分泌形質細胞はおそらく,胃腸管内の莫大な微生物負荷に対処するのに必要となる付加的な特性を持つと思われる。今回我々は,マウスのIgA+形質細胞が,抗微生物メディエーターである腫瘍壊死因子-α(TNF-α)と誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS)も産生し,また一般的に単球/顆粒球の細胞種に関連する多くの分子を発現していることを報告する。iNOS産生IgA+形質細胞の発生は,in vitroでは腸の間質細胞の存在下で再現でき,またin vivoおよびin vitroでのこの多機能表現型の獲得は,微生物の共刺激に依存する。B細胞系列におけるTNF-αおよびiNOSの欠損は,IgA産生の低下,腸の微生物叢の多様性の変化,そして腸の病原体の排除低下を引き起こした。これらの知見は,腸内の恒常性を保つための新規な適応を明らかにし,B細胞系列細胞の一部によって発揮される防御応答のレパートリーを広げる。Copyright Nature Publishing Group 2012
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腸  ,  免疫反応一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る