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J-GLOBAL ID：201202253813492787   整理番号：12A0699568

ハリタイヨウチュウを用いた水質連続監視装置の開発

著者 (7件)： 井上亘 (兵庫県 企業庁 水質管理セ) ,  武甕孝雄 (関西環境管理技術セ) ,  假谷登 (サニコン) ,  高瀬直寿 (梅田電機) ,  安藤元紀 (岡山大 大学院教育学研究科) ,  吉村知里 (神戸大 大学院理学研究科) ,  洲崎敏伸 (神戸大 大学院理学研究科)
資料名： 用水と廃水  (Journal of Water and Waste)
巻： 54  号： 5  ページ： 327-332  発行年： 2012年05月01日 
JST資料番号： G0195A  ISSN： 0513-5907  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 原生動物のハリタイヨウチュウは有害物質にさらされると軸足を縮める性質がある。この性質に着目し,反応時間が早く,より高感度な水質連続監視装置の開発を試みた。ハリタイヨウチュウは汽水域に生息する原生動物で細胞の大きさは20μmである。本報告では,ハリタイヨウチュウの概要,塩化第二水銀を用いたハリタイヨウチュウの反応,ハリタイヨウチュウの軸足短縮の仕組み,人工濁水による連続試験,課題と今後の展望を述べた。

シソーラス用語： *肉質類 ,  *環境モニタリング ,  監視装置 ,  有害物質 ,  足 ,  水域 ,  塩化水銀 ,  濁水 ,  汽水域 ,  軸足 ,  *水質監視 ,  *太陽虫類 ,  塩化水銀(II) ,  *原生動物
準シソーラス用語： 塩化第二水銀

分類 (2件)： 重金属調査測定  (SB02070I) ,  個生態学  (EE03020H)

引用文献 (7件)：

• 1) Kinoshita, E., Suzaki, T., Shigenaka, Y. Sugiyama, M., : Ultrastructure and rapid axopodial contraction of a heliozoa, Raphidiophrys contractdis sp. nov, J. Eukarya Microbiol., 42 (3) 283~288 (1995) .
• 2) Khan, S. M. M. K., Yoshimura, C., Arikawa, M., Omura, G., Nishiyama, S., Suetomo, Y., Kakuta, S., Suzaki, T. : Axopodial degradation in the heliozoon Raphidiophrys contractilis : a novel bioassay system for detecting heavy metal toxicity in an aquatic environment., Environmental Science, 13 (4) 193~200 (2006).
• 3)吉村知里, 大村 現, 洲崎敏伸: 基底面への接着力を指標としたタイヨウチュウ水質モニタリング装置の改良, 原生動物学雑誌, 41(1)57~58(2008).
• 4)榎本淑恵, 福泉 翔, 枝松 緑, 洲崎敏伸, 安藤元紀: タイヨウチュウRaphidiophrys contractilisを用いた水質モニタリングシステムに応用可能な簡易型流動チャンバーの検討, 原生動物学雑誌, 42(1)22~23(2009).
• 5) Khan, S. M. M. K., Arikawa, M., Omura, G., Suetomo, Y., Kakuta, S., Suzaki, T.: Axopodial Contraction in the heliozoon Raphidiophrys contractilis requires extracellular Ca²⁺, Zool. So., 20 (11) 1367~1372 (2003) .

タイトルに関連する用語 (3件)： 水質 ,  監視装置 ,  開発