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J-GLOBAL ID：201202254399590050   整理番号：12A0615509

「みんラボ,発進」:高齢者のための使いやすさ検証実践センターについて

著者 (1件)： 原田悦子 (筑波大 人間系)
資料名： 人間生活工学  (Journal of Human Life Engineering)
巻： 13  号： 1  ページ： 71-74  発行年： 2012年03月31日 
JST資料番号： L4154A  ISSN： 1345-8051  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「高齢者のための検証実践センター」プロジェクトを立ち上げ,開始を準備しつつある一般名称「みんなの使いやすさラボ」(みんラボ)は,様々な対象のシステムやモノについてより体系的に使いやすさを検証していくことから,より一般性のある「高齢者にとっての使いやすさ」のデザイン原理を明らかにしていくことを目指している。みんラボ研究組織の4つの柱,「認知的高齢化と使いやすさ研究」,「人工物利用とコミュニティ研究」,「人工物研究支援ツール研究」,これらの研究の「横の展開」を考える「使いやすさ評価組織運営研究」について説明した。とりあえず取り上げるべきカテゴリーとして,1)家電品や発電管理装置などの家庭マネジメントに利用される機器システム,2)個人利用機器(携帯電話など,とりわけ,情報関連機器),3)公共空間での機器,4)高齢労働者が接する業務機器・システム,5)在宅医療・在宅看護用の医療機器・医薬品パッケージなどを挙げた。「パイロット研究として」始めたコーヒーメーカー実験を研究事例として紹介した。これまでにはできなかったタイプの研究を展開できそうだと手ごたえを感じている。

シソーラス用語： *老人 ,  アクセシビリティ ,  *ヒューマンインタフェイス ,  *人間工学 ,  使用性 ,  製品開発 ,  *評価
準シソーラス用語： *使いやすさ評価

分類 (2件)： 人間機械系  (IB03000G) ,  工業・技術設計  (HA05000Q)

引用文献 (5件)：

• 1) Harada, E. T., Mori, K., & Taniue, N.:. Cognitive aging and the usability of IT傭ased equipment: Learning is the key, Japanese Psychological Research, 52, 227・243, (2010).
• 2) 鈴木健太郎・三嶋博之・佐々木正人:アフォ ーダンスと行為の多様性:マイクロスリップ をめぐって.日本ファジィ学会誌,9(6), 826-837,(1997).
• 3) Mori, K.,&Harada, E. T.:Is Iearning a family matter?:Experimental study of the infiuence of social environment on learning by older adults in the use of mobile phones. Japanese Psychological Research,52,244~255,(2010).
• 4) 原田悦子:人の視点からみた人工物研究(認知 科学モノグラフ(6)),共立出版,(1997).
• 5) 泉谷聡,大倉典子,土屋文人:高齢者を対象と した薬剤の包装形式の評価実験,医療の質・安 全学会誌,6(1),31-38,(2011).

タイトルに関連する用語 (4件)： ラボ ,  使いやすさ ,  検証 ,  センター