抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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油ガス田の生産予測はデータの限られた地下の油ガス層を対象としているため,不確実なものとなる。従来唯一の油層モデルによる予測結果が正しいと仮定して開発計画が立てられることが多かったが,実際に100%正しい油層モデルは得られていないので,複数の油層モデルを用いた生産予測が求められている。現在直面している課題は,1:信頼度の高いモデルを選択的探索して,かつ,不確実性評価を十分出来るだけの多くのモデルを評価するためにはどうすればよいか,2:信頼度を定量化するためにはどうすればよいか,3:ただパラメーターの組み合わせを機械的に探すだけではなく,物理的・地質的な情報を組み込んで,油層モデルの信頼度を評価するにはどうすればよいか,等である。これらの課題の解明のために実油田におけるケーススタディーとして水圧破砕フラクチャーの長さ,浸透率,ネットグロスレシオ等を調整し,油層挙動予測として,生産ガスに含まれるCO
2モル濃度の不確実性を定量化した。またソフトウェアーとしてRAVENを導入した。