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J-GLOBAL ID：201202254589888919   整理番号：12A0093730

分解アスベスト中の塩素含有化合物の挙動および塩素量の削減

Behavior of Compounds Including Chlorine in Decomposed Asbestos and Removal of Chlorine Content

著者 (4件)： FUJISHIGE Masao (Gunma National Coll. Technol., Gunma, JPN) ,  ASAKAWA Mizuo (Gunma National Coll. Technol., Gunma, JPN) ,  KARASAWA Ikuko (Gunma National Coll. Technol., Gunma, JPN) ,  KOJIMA Akira (Gunma National Coll. Technol., Gunma, JPN)
資料名： 材料の科学と工学  (Materials Science and Technology of Japan)
巻： 48  号： 6  ページ： 308-312  発行年： 2011年12月20日 
JST資料番号： G0788A  ISSN： 1347-4774  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アスベストの毒性は広く知られ,アスベストを分解して無害化する多くの方法が研究されている。前報では,アスベスト-セメント化合物,アスベスト(クリソタイル,クロシドライト,アモサイト)を含む一般廃棄物,は少量の塩化カルシウムを添加して700°Cで加熱することにより無害物質に分解できることを報告した。分解アスベストのセメント原料へのリサイクルは,この結果の工業的な応用において重要である。しかし,分解アスベストには塩素含有化合物が生成しており,セメント製造への利用が阻害されている。本研究では,この塩素化合物をCa₂SiO₄・CaCl₂として特定した。Ca₂SiO₄・CaCl₂の単結晶と多結晶を合成し,熱分解法および分解生成物の蒸発による塩素除去を試みた。単結晶は1064°Cで分解した。多結晶を用いた塩素量削減実験では,1000°C,24hまたは1100°C,2hの熱処理により塩素を除去できた。実際の分解アスベスト-セメント化合物からの塩素除去についても検討した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *廃棄物処理 ,  *アスベスト ,  セメント ,  窯業原料 ,  リサイクル ,  熱分解 ,  蒸発 ,  分解物 ,  ケイ酸カルシウム ,  塩化カルシウム ,  塩素 ,  脱塩素 ,  脱塩素反応 ,  単結晶 ,  多結晶 ,  反応温度 ,  熱処理 ,  相組成 ,  X線回折 ,  熱重量分析 ,  示差熱分析 ,  クリソタイル ,  利用 ,  再利用
準シソーラス用語： 分解生成物

分類 (2件)： セメントの製造  (YC05050Q) ,  廃棄物処理  (YC01050O)

引用文献 (11件)：

• FUJISHIGE, M. J. Ceram. Soc. Japan. 2006, 114, 355
• FUJISHIGE, M. J. Ceram. Soc. Japan. 2006, 114, 844
• FUJISHIGE, M. J. Ceram. Soc. Japan. 2006, 114, 1133
• FUJISHIGE, M. J. Ceram. Soc. Japan. 2007, 115, 434
• HASHIMOTO, S. J. Ceram. Soc. Japan. 2005, 114, 716

タイトルに関連する用語 (5件)： 分解 ,  アスベスト ,  塩素 ,  挙動 ,  塩素量