抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,データのセキュリティ対策やパソコンの運用管理コストの観点から,クライアント端末には情報を置かず,クラウド内にデスクトップ環境を仮想化して配置し,遠隔からアクセスすることで通常の端末の環境と同じように使える仮想デスクトップサービスが注目されている。さらに,スマートフォンの高機能化と普及に伴って,モバイル環境から仮想デスクトップサービスを利用するニーズも増大しており,いずれもスムーズな操作性が求められている。富士通研究所は,クラウド内にデスクトップ環境を仮想的に配置して,クライアント端末からアクセスする仮想デスクトップにおいて,動画や高精細な画像を扱う際のデータ転送量を従来の約10分の1に削減することによって,端末利用者の操作応答性能を向上させる高速表示技術「RVEC(レベック:Remote Virtual Environment Computing)」を開発した。本技術により,CADなどのグラフィック処理を行う仮想デスクトップサービスをスマートフォンなどのモバイル環境で利用することが可能となる。(著者抄録)