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J-GLOBAL ID：201202255086328084   整理番号：12A1672111

カラマツの900°Cニッケル触媒炭化で得られた結晶性メソ孔木質炭素の染料とデキストランの液相吸着

Liquid phase adsorption of dyes and dextrans by crystallized mesoporous wood carbon obtained by nickel-catalyzed carbonization of larch at 900°C

著者 (7件)： SUZUKI Tsutomu (Kitami Inst. Technol., JPN) ,  SUZUKI Kyoko (Kitami Inst. Technol., JPN) ,  HATTORI Kazuyuki (Kitami Inst. Technol., JPN) ,  OKAZAKI Noriyasu (Kitami Inst. Technol., JPN) ,  SAITO Yukie (Univ. Tokyo, JPN) ,  KITA Hidetoshi (Yamaguchi Univ., JPN) ,  TAMAI Hisashi (Hiroshima Univ., JPN)
資料名： 木質炭化学会誌  (Wood Carbonization Research)
巻： 9  号： 1  ページ： 21-29  発行年： 2012年10月10日 
JST資料番号： L7845A  ISSN： 1349-3418  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カラマツの900°Cニッケル触媒炭化で得られた結晶性メソ孔木炭(CMC)について,染料とデキストランの液相吸着能を粉砕-酸洗浄の前後で調べた。粉砕するとCMCの結晶形態であるグラファイトナノシェルチェーンはラズベリー型のナノシェル炭素に分解すると共にメソ孔の体積と径が増大した。これらの形態と細孔構造変化は両吸着物の吸着量を大きく増加させた。引き続く共存ニッケル除去のための酸洗浄はデキストランの吸着量をさらに増加させ,市販のメソ孔炭素の性能を上回った。回収,再使用のためのニッケル除去は工業的にも好ましいので,粉砕と引き続く酸洗浄はCMCからの非極性高分子吸着剤の実用生産に適した後処理であった。(著者抄録)

シソーラス用語： カラマツ ,  ニッケル触媒 ,  炭化 ,  *多孔質体 ,  *炭素 ,  木炭 ,  *吸着 ,  デキストラン ,  染料 ,  酸洗浄 ,  粉砕
準シソーラス用語： *メソポーラス炭素 ,  *吸着能

分類 (1件)： 樹皮,その他の林産物  (FF05050G)

引用文献 (18件)：

• 1) Suzuki K., Yamada T., Suzuki T. (2007) Zairyo, 56,339-344
• 2) Suzuki T., Suzuki K., Takahashi Y., Okimoto M., Yamada T., Okazaki N., Shimizu Y., Fujiwara M.(2007) J. Wood Sci., 53, 54-60
• 3) Suzuki K., Matsuzaki H., Yamada T., Suzuki T.(2008) Trans. MRS-J, 33(4), 833-836
• 4) Suzuki T.(2008) Chemical Engineering, 53(2), 57-60
• 5) Suzuki K., Suzuki T., Takahashi Y., Okimoto M., Yamada T., Okazaki N., Shimizu Y., Fujiwara M. (2009) J. Wood Sci., 55, 60-68

タイトルに関連する用語 (11件)： カラマツ ,  ニッケル触媒 ,  炭化 ,  結晶性 ,  メソ孔 ,  木質 ,  炭素 ,  染料 ,  デキストラン ,  液相 ,  吸着