抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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層構造である黒鉛結晶の層間に他の原子あるいは分子をインターカレーションした黒鉛層間化合物(GIC)は,新しい機能の発現が期待できることから関心が集まっている。GICを製造するためには黒鉛の粉砕が有力な手法であるが,GICが求める高い結晶性と比表面積は粉砕の機構からは相反する要素となる。本研究においては,その両立を図る新しい粉砕技術を試みた。提案した技術は粉砕時の雰囲気を制御するもので,天然黒鉛を供試材とし真空および窒素雰囲気中において遊星ボールミルおよび振動ミルを用いた粉砕実験を実施した。粉砕粒子特性評価を実施した。また,PtCl
4-GICの合成を行ないその触媒活性評価も実施した。これらの実験から,雰囲気を制御することで高比表面積と結晶性が両立した黒鉛微粒子を得ることができることを示すと共に,合成したGICが高い触媒活性を有することも明らかにした。