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J-GLOBAL ID：201202257042452694   整理番号：12A0889911

カキ‘西条’熟柿の生産および品質管理に関する研究

著者 (1件)： 赤浦和之 (島根県立大学短大)
資料名： 日本食品保蔵科学会誌  (Food Preservation Science)
巻： 38  号： 3  ページ： 177-183  発行年： 2012年05月31日 
JST資料番号： Z0775A  ISSN： 1344-1213  CODEN： NSHKCW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 安定した品質の熟成カキを生産するため,以下の果実収穫後処理について検討した。1)エチレンによる成熟化;脂肪酸(γ-リノレン酸)処理との比較で,エチレン処理の方が早期に斉一的にカキを軟化できた,2)熟成カキの包装と低温貯蔵;熟成後カキの長期保存法として個包装と保存温度条件を調べた,3)裂果の抑制;コンテナ包装と有孔ポリエチレン袋個包装が有効であった,4)着色の改善;貯蔵中換気による効果を検討した,など。これらを組み合わせることによって,高品質な熟成カキの安定供給が期待できる。

シソーラス用語： *カキ ,  *熟成 ,  *品質管理 ,  果実【器官】 ,  軟化 ,  貯蔵安定性 ,  植物生理病 ,  食品包装 ,  ポストハーベスト ,  換気 ,  着色 ,  アルケン ,  不飽和脂肪酸 ,  ポリエン
準シソーラス用語： 裂果

分類 (2件)： 果実とその加工品  (FJ11030Z) ,  食品の品質  (FJ01040F)

物質索引 (2件)： エチレン ,  γ-リノレン酸

引用文献 (20件)：

• 1) 広島県果樹試験場:昭和53年度種苗特性分類調査報告書(カキ), p.164, 広島県果樹試験場(1979)
• 2) 赤浦和之・孫 寧静・板村裕之:エチレンおよび脂肪酸処理がカキ‘西条’果実の熟柿化に及ぼす影響, 園学研, 7, 111~114(2008)
• 3) 平田尚美・黒岡 浩・新城勝文:カキ果実の発育生理に関する研究(第7報)油脂および脂肪酸,グリセリン処理による平核無果実の樹上脱渋とその機構について, 園学要旨, 昭和41秋, 63~64(1966)
• 4) 倉橋孝夫・松本敏一・板村裕之:1-methylcyclopro-pene(1-MCP)処理とエチレン吸着剤処理が収穫時期の異なるカキ‘西条’果実のドライアイス脱渋後の軟化と日持ち性に及ぼす影響, 園学雑, 74, 63~67(2005)
• 5) N_AKANO, R., H_ARIMA, S., O_GURA, E., I_NOUE, S., K_UBO, Y. and I_NABA, A.: Involvement of stress induced ethylene biosynthesis in fruit softening of 'Saijo' persimmon, J. Japan. Soc. Hort. Sci., 70, 581~585 (2001)

タイトルに関連する用語 (4件)： カキ ,  西条 ,  品質管理 ,  研究