抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,人間の行動を日常的にデータとして記録するライフログに注目が集まっている。人の位置を計測する手法は,屋外ではGPSが利用可能であるが,屋内では衛星からの電波が遮断されるためGPSの利用は困難である。そこで,GPSを用いずに人の位置を推定できる手法の確立が求められている。本論文では歩行経路を推定するために,加速度データから歩行周波数とエレベータ搭乗区間を,方位データから曲がり(歩行者の進行方向の変化)を推定する手法を提案し,システムを開発した。更に,開発したシステムを利用した評価実験を行うことで,歩行経路の推定精度を検証した。その結果,評価に使用した経路全てにおいて80[%]以上,更に,エレベータを含まない場合は92[%]以上という高い推定精度が得られ,屋内での歩行経路推定に有効であることが分かった。(著者抄録)