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J-GLOBAL ID：201202257653329707   整理番号：12A0663009

無人ヘリコプターを利用した樽前山の空中磁気測量

Aeromagnetic survey using an unmanned autonomous helicopter over Tarumae Volcano

著者 (7件)： 橋本武志 (北大 大学院理学研究院 地震火山研究観測セ) ,  小山崇夫 (東大 地震研) ,  金子隆之 (東大 地震研) ,  大湊隆雄 (東大 地震研) ,  吉本充宏 (北大 大学院理学研究院) ,  鈴木英一 (北大 大学院工学研究院) ,  柳澤孝寿 (海洋研究開発機構)
資料名： 北海道大学地球物理学研究報告  (Geophysical Bulletin of Hokkaido University)
号： 75  ページ： 145-159  発行年： 2012年03月19日 
JST資料番号： F0069A  ISSN： 0439-3503  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 北海道開発局と共同で無人ヘリコプターによる火山での飛行実験を実施した。飛行実験は樽前山の山頂火口原とその周辺地域を対象として行われ,空中からの撮像,無線操縦による地震計の設置・回収試験のほか,空中磁気測量が実施された(鈴木,2011)。本稿ではこのうち空中磁気測量の結果について報告する。観測された磁気異常分布を不均質磁化モデルによるインバージョンで解析した結果,平均的な磁化は5.3A/mと推定され,山頂火口原の磁化は3~8A/mの範囲に分布し,山頂溶岩ドームの周辺では相対的に大きな磁化を示した。また,火口原の東部から南東部では相対的に小さい磁化が推定された。このような磁化の不均質は噴気活動による磁化の弱化や溶岩塊と火砕物の差異を反映しているものと推定される。

シソーラス用語： ヘリコプタ ,  *火山 ,  *磁気 ,  測量 ,  空中探査 ,  リモートセンシング ,  *磁気異常 ,  不均一性 ,  磁化 ,  岩石 ,  噴火活動 ,  *樽前山 ,  噴気活動 ,  無人ヘリコプタ

分類 (3件)： 地球熱学,火山物理学  (DC03070D) ,  古地磁気・岩石磁気  (DC04020H) ,  磁気探査  (DE10050X)

タイトルに関連する用語 (2件)： 無人ヘリコプター ,  樽前山