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J-GLOBAL ID:201202257922370549   整理番号:12A1352448

セリアック病の異常なアナンダミドの代謝

Abnormal anandamide metabolism in celiac disease
著者 (14件):
資料名:
巻: 23  号: 10  ページ: 1245-1248  発行年: 2012年10月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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内在性カンナビノイド系は,実験的な大腸炎および炎症性腸疾患で広範囲に調べられてきたが,セリアック病では唯一の研究で萎縮性粘膜において主要なカンナビノイドであるアナンダミドレベルの増加が示されたのみである。これに基づき,セリアック病におけるアナンダミドの代謝を調べることを目的とし,未治療のセリアック病患者,12か月以上グルテンフリー食のセリアック病患者および対照被験者について十二指腸粘膜におけるアナンダミドの合成に関与する酵素N-アシルホスファチジルエタノールアミン特異的ホスホリパーゼD(NAPE-PLD)と分解に関与する酵素の脂肪酸アミドヒドロラーゼ(FAAH)それぞれの転写レベルを定量的リアルタイム逆転写ポリメラーゼ連鎖反応で,タンパク質濃度をイムノブロッティングで,活性をラジオアッセイで測定し解析した。また,ex vivoでグリアジンのペプシン-トリプシン消化物添加で培養した既治療のセリアック生検も調べた。著者らのin vivoの実験では,粘膜のNAPE-PLDの発現と活性は,未治療のセリアック患者で既治療のセリアック病患者と対照被験者よりも高く,後者2群間に有意な差がないことが示された。in vivoのデータに従い,ex vivoでのNAPE-PLDの活性は,既治療のセリアック生検をグリアジンのペプシン-トリプシン消化物添加で培養したことで著しく増強された。逆に,in vivoの粘膜FAAHの発現および活性は3つの患者群で変化しなかったし,粘膜FAAH活性はグリアジンのペプシン-トリプシン消化物添加による影響を受けなかった。結論として,著者らの調査結果は,以前に活発なセリアック粘膜に見られたアナンダミド濃度の増加についてあり得る病態生理学的な説明を示すものであった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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代謝異常・栄養性疾患一般  ,  動物の代謝と栄養一般 
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