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J-GLOBAL ID：201202258072411921   整理番号：12A0790366

導電性ポリマと金属ナノ粒子で構成した有機熱電材料

Organic Thermoelectric Materials Composed of Conducting Polymers and Metal Nanoparticles

著者 (3件)： TOSHIMA Naoki (Tokyo Univ. of Sci. Yamaguchi, Dep. of Applied Chemistry, 756-0884, SanyoOnoda-shi, Yamaguchi, JPN) ,  JIRAVANICHANUN Nattha (Tokyo Univ. of Sci. Yamaguchi, Dep. of Applied Chemistry, 756-0884, SanyoOnoda-shi, Yamaguchi, JPN) ,  MARUTANI Hiromasa (Tokyo Univ. of Sci. Yamaguchi, Dep. of Applied Chemistry, 756-0884, SanyoOnoda-shi, Yamaguchi, JPN)
資料名： Journal of Electronic Materials  (Journal of Electronic Materials)
巻： 41  号： 6  ページ： 1735-1742  発行年： 2012年06月 
JST資料番号： D0277B  ISSN： 0361-5235  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最近,導電性ポリマからなる有機熱電材料は,カーボンの多様性,合成容易,処理容易,フレキシブルデバイス,低コストおよび低熱伝導率のような利点により注目されている。それにもかかわらず,それらの熱電気特性は,いまだに,実用のために十分に検討されていない。それらの性能を改善するために,有機導電性ポリマと金属ナノ粒子(NP)の新しい種類のハイブリッドを提案した。本稿では,AuNPを保護するポリ-(N-ビニール-2-ピロリドン)(PVP)をもつポリアニリンのハイブリッド化は,ポリアニリン膜の電気伝導率を150 Scm^-1から50 Scm^-1に減少するので,PVPなしにAu NPとポリアニリンのハイブリッド化を実施した。直接,ハイブリッド化により,Seebeck係数を15μV m^-1K^-2に維持しながら,50°Cにて電気伝導率を330 Scm^-1ほどの高さに改善した。ポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT)は,他の導電性ポリマを有望にする。ここでは,2種類のリガンド,tertチオフェンジオールとドデカンジオール(DT)により保護されたAu NPとのPEDOTのハイブリッド膜を用いた。それにより,DT保護されたAu NPとのPEDOTのハイブリッドは,Au NPなしのプリスチンPEDOTよりも熱電気特性が優れていることを示した。DT保護されたAu NPの付加は,50°Cにて,PEDOT膜の電気伝導率を104Scm^-1から241Scm^-1に,また,熱電性能指数を,0.62×10^-2から1.63×10^-2に改善した。Copyright 2012 TMS Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *導電性高分子 ,  *ナノ粒子 ,  *熱電材料 ,  *有機物 ,  ポリエチレンジオキシチオフェン ,  ポリアニリン ,  熱伝導率 ,  電気特性 ,  電気伝導率 ,  輸送係数 ,  性能指数 ,  Seebeck係数 ,  リガンド ,  *金属ナノ粒子 ,  ローコスト
準シソーラス用語： PEDOT ,  カーボン ,  低コスト ,  *導電性ポリマ ,  熱電気特性

分類 (1件)： 熱電デバイス  (NC03090J)

物質索引 (1件)： 3,4-エチレンジオキシチオフェン

タイトルに関連する用語 (3件)： 導電性ポリマ ,  金属ナノ粒子 ,  有機熱電材料