抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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分子の中心部に固定された五員環ニトロキシドラジカル構造を有する,安定な第二世代キラルラジカル液晶物質を合成した。この物質の各棒状液晶相に弱い磁場を印加すると,スピングラス様の強磁性的相互作用(平均交換相互作用:<span style=text-decoration:overline>J</span>>0)が働くことを発見し,この磁気相互作用を「正の磁気液晶効果:Positive“Magneto-LC:Effects”(<span style=text-decoration:overline>J</span>=>0)」と命名した。高温測定に有利な電子スピン共鳴(EPR)分光法を用いて「正の磁気液晶効果」発現のメカニズムを検討し,液晶相中で強磁性的なhead-to-tail型のスピン-スピン双極子相互作用が,side-by-side型相互作用に比べて,優先的に働くことが原因であることを明らかにした。(著者抄録)