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J-GLOBAL ID：201202258249620950   整理番号：12A0596513

低温電子断層撮影法を用いたエボラウイルスとそのアセンブリ決定基の構造解析

Structural dissection of Ebola virus and its assembly determinants using cryo-electron tomography

著者 (10件)： BHARAT Tanmay A.M. (European Molecular Biology Lab., Heidelberg, DEU) ,  NODA Takeshi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  RICHES James D. (European Molecular Biology Lab., Heidelberg, DEU) ,  KRAEHLING Verena (Philipps-Univ. Marburg, Marburg, DEU) ,  KOLESNIKOVA Larissa (Philipps-Univ. Marburg, Marburg, DEU) ,  BECKER Stephan (Philipps-Univ. Marburg, Marburg, DEU) ,  KAWAOKA Yoshihiro (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KAWAOKA Yoshihiro (JST-ERATO, Saitama, JPN) ,  KAWAOKA Yoshihiro (Univ. Wisconsin, WI) ,  BRIGGS John A.G. (European Molecular Biology Lab., Heidelberg, DEU)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 11  ページ： 4275-4280  発行年： 2012年03月13日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： エボラウイルスとマーブルグウイルスはフィラウイルス科に属し,有効なワクチンや抗ウイルス剤がないことから生物学的封じ込めのレベル4の病原性ウイルスである。へリックス状ヌクレオカプシド(NC)内に充填されたマイナス鎖,一本鎖RNAゲノムを含む,フィラメント状ウイルス顆粒として集合化する。低温電子断層撮影法を用い,エボラウイルス顆粒およびエボラウイルス様顆粒の構造を解析した。ビリオン内のNCは,VP24とVP35からなる突出アームを持つ核蛋白質層の左巻きヘリックスを形成していた。RNAへの核蛋白質の結合によりゆるいコイル状NV様構造に集合化し,このコイルは核蛋白質のC末端へのVP40蛋白質の結合と,もう一つの核蛋白質へのVP24,VP35の結合により凝縮していた。マーブルグウイルスのNC構造と形態パラメーターの比較から,NC構造決定におけるRNAゲノムとフィロウイルス核蛋白質の役割を考察した。

シソーラス用語： *PET【トモグラフィー】 ,  *フィロウイルス科 ,  カプシド ,  ビリオン ,  核タンパク質 ,  ウイルスタンパク質 ,  *ウイルス構成体 ,  RNA【核酸】
準シソーラス用語： *陽電子断層撮影法 ,  *エボラウイルス ,  ヌクレオカプシド ,  ヌクレオカプシド蛋白質 ,  マールブルグウイルス ,  *ウイルス構造 ,  ウイルス顆粒 ,  ウイルスRNA

分類 (1件)： ウイルスの形態学,分類学  (EG04020U)

タイトルに関連する用語 (6件)： 低温 ,  電子 ,  断層撮影法 ,  エボラウイルス ,  アセンブリ ,  構造解析