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J-GLOBAL ID：201202258789955268   整理番号：12A0773545

ケイ素とホウ素間の分子内H-Ar配位子交換 Si-HのB-Hへの官能基移動

Intramolecular H-Ar Ligand Exchange between Silicon and Boron: Functionality Transfer of Si-H to B-H

著者 (4件)： KAWACHI Atsushi (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN) ,  MORISAKI Hiroshi (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN) ,  NISHIOKA Norimasa (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN) ,  YAMAMOTO Yohsuke (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN)
資料名： Chemistry. Asian Journal  (Chemistry. Asian Journal)
巻： 7  号： 3  ページ： 546-553  発行年： 2012年 
JST資料番号： W1856A  ISSN： 1861-4728  CODEN： CAAJBI  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 分子内反応に対する求電子-活性化戦略を拡大するために,一連のortho-(ヒドロシリル)(ボリル)ベンゼン類(I)を調製した。Iはortho-フェニレン骨格を介して,ヒドロシリル基(SiR_3-nH_n(n=1,2))と,ジメシチルボリル基(BMes₂)が連結した有機ホウ素化合物であった。還流トルエン中,Iとカルボニル化合物を反応させると,ヒドロホウ素化生成物(II)が生成するという予期しない発見をした。この反応は,Iがケイ素原子とホウ素原子間のH-Mes配位子交換を起こして,ヒドロボラン中間体を形成させ,これを経てIIが生成したからであった。量子力学計算により,配位子交換機構を解析した。ケイ素原子からホウ素原子への水素移動が,遷移状態に達するまでの鍵段階であった。

シソーラス用語： ケイ素 ,  ホウ素 ,  *配位子交換 ,  交換相互作用 ,  *ヒドロホウ素化 ,  遷移状態 ,  密度汎関数法 ,  カルボニル化合物 ,  量子論 ,  水素移動 ,  *有機ホウ素化合物 ,  求電子反応 ,  活性化 ,  化学合成 ,  反応中間体 ,  数値解析 ,  有機ケイ素化合物 ,  芳香族アルデヒド
準シソーラス用語： 数値計算解析 ,  量子力学

分類 (2件)： 有機けい素化合物  (CF08030C) ,  置換反応  (CF02020B)

物質索引 (9件)： [2-(ジメシチルボリル)フェニル]ジフェニルシラン ,  [2-(ジメシチルボリル)フェニル]ジメチルシラン ,  [2-(ジメシチルボリル)フェニル]フェニルシラン ,  [2-[メシチル(ベンジルオキシ)ボリル]フェニル]メシチルジフェニルシラン ,  [2-[メシチル(ベンジルオキシ)ボリル]フェニル]メシチルジメチルシラン ,  [2-[メシチル(ベンジルオキシ)ボリル]フェニル]メシチルフェニルシラン ,  メチル[2-(ジメシチルボリル)フェニル]シラン ,  メチル[2-[メシチル(ベンジルオキシ)ボリル]フェニル]メシチルシラン ,  ベンズアルデヒド

タイトルに関連する用語 (6件)： ケイ素 ,  ホウ素 ,  Ar ,  配位子交換 ,  Si ,  官能基