抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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これからのSEは,稼働中のシステムを運用・保守し,現場の変化に合わせてシステムを変化させ続けることが求められる。企業におけるICTの位置付けが変わったからである。現在のICTに企業の経営層が期待することは,効率化,コスト削減に加え,「競争力やビジネスの強化」である。企業におけるICTの位置付けが変わるにつれ,システムに携わるSEに対する要求も変化した。SEがこの要求に応えるには,「変化を捉え」「システムをスリム化し,最適な状態に導き」「システムの最適な状態を維持する」ことの三つが重要である。富士通は,この三つをAPM(Application management and Portfolio Management)モダナイゼーションの各技法で実現する。APMモダナイゼーション技法は,「もったいない」「モダナイ」「持たない」と表現された三つの方法で,レガシーシステムを最適化し,再レガシー化を防止する技法である。この技法で,日々の運用・保守業務の中から改善の芽を作り,正確な現状把握と最適な技術を組み合わせてスリム化した上で次期システムを構築できる。さらに,構成管理を中心とした運用・保守プロセスで最適な状態を維持し,システムを進化させることができる。本稿では,「現場の変化に合わせてシステムを変化させ続ける」を実現するAPMモダナイゼーションの取組みを中心に,これからのSE像について述べる。(著者抄録)