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J-GLOBAL ID：201202260810726139   整理番号：12A1504189

フリーソフトによるデータ解析・マイニング 第111回 対応分析色々(3)-FC,homals-

著者 (1件)： 矢野環 (同志社大 文化情報)
資料名： Estrela  (Estrela)
号： 223  ページ： 52-57  発行年： 2012年10月10日 
JST資料番号： L5366A  ISSN： 1343-5647  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 標題連載論文ではRを用いて対応分析に関する解説を行っている。本論文では,双対尺度法の1つでSpecial Topicsとして扱われる強制分類法(FC),及び対応分析と同値の等質性分析について説明した。まず,FCは指定した判定アイテム変数に従って他のアイテム変数のカテゴリーを強制的に分類し,配置する方法であり,1)同等分割の原理,2)内的整合性の原理を示した。アイテム-カテゴリー変数F1~F5をダミー変数でカテゴリー展開した行列Fの元の変数Fnに対応する部分行列をFnとすると,行列全体は[F1,F2,F3,F4,F5]と表示できる。F4をk回繰り返したF{k}=[F1,F2,F3,F4,...F4,F5],F4をk倍したF<k>=[F1,F2,F3,F4*k,F5]とすると,2)によればF{k}の対応分析においてF4が結果の決定に優勢となり(k→∞),1)によればF<k>の対応分析とF{k}の対応分析は実質的に一致することから,FCの思想的背景が与えられていることを説明した。次に,Rにおける等質性分析のパッケージhomalsでは通常の対応分析だけでなく,数値変数を多項式レベルの高速で設定したり,非線形主成分分析なども含まれていることを示した。また,分析結果を固定アングルから3次元化しかでき,2次元でもMST(Minimum Spanning Tree)を用いるような工夫がなされている。

シソーラス用語： *プログラミング言語 ,  *統計解析 ,  カテゴリー ,  数学的性質 ,  高速化 ,  主成分分析 ,  二次元 ,  スパンニング木 ,  データマイニング ,  データ解析
準シソーラス用語： *R【計算機】 ,  *コレスポンデンス分析 ,  対応分析

分類 (2件)： 汎用プログラミング言語  (JD03051H) ,  システム・制御理論一般  (IA02010H)

引用文献 (4件)：

• [1] S.Nishisato & Y.Baba (1999): On Contingency, Projection and Forced Classification of Dual Scaling : Behaviormetrica, 26(2), 207-219.
• [2] S.Nishisato(1994): Elements of Dual Scaling, An Introduction to Practical Data Analysis : Lawrence Erlbaum Associated, Pub., New Jersey.
• [3] Y.Baba(2001): Forced Classification in Principal Component Analysis : ISI 53rd session. http://isi.cbs.nl/iamamember/CD2/pdf/99O.PDF
• [4] J. de Leeuw & P. Mair(2009): Gifi methods for optimal scaling in R : The package homals : Journal of Statistical Software, 31(4), 1-2O. http://www.jstatsoft.org/v31/iO4/

タイトルに関連する用語 (3件)： フリーソフト ,  データ解析 ,  対応分析