文献

J-GLOBAL ID：201202260942953401   整理番号：12A0023376

粘菌コンピュータと確率探索アルゴリズム

著者 (6件)： 青野真士 (理研 基幹研) ,  金成主 (理研 基幹研) ,  ZHU Liping (東京工大 東工大-理研連携国際スクール) ,  行田悦資 (理研 基幹研) ,  原正彦 (理研 基幹研) ,  原正彦 (東京工大 東工大-理研連携国際スクール)
資料名： システム/制御/情報  (システム制御情報学会誌)
巻： 55  号： 12  ページ： 526-531  発行年： 2011年12月15日 
JST資料番号： G0902A  ISSN： 0916-1600  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 粘菌の変形行動を光刺激により制御することで,さまざまな計算問題の解を探索するバイオコンピュータの研究・開発の状況について述べた。代表的な組合せ最適化問題である巡回セールスマン問題に対する粘菌の解探索能力を評価した実験的研究について,研究内容や成果を紹介した。また,粘菌の光刺激回避行動に注目して定式化した綱引きモデルという並列探索アルゴリズムを,多本腕バンディット問題と呼ばれる最大報酬確率選択肢推定問題に適用した理論的研究の内容と成果を述べた。粘菌のダイナミクスに基づく解探索手法が,短時間かつ低コスト,経済的な方法であると述べた。

シソーラス用語： 解法 ,  *粘菌類 ,  コンピュータ ,  *組合せ最適化問題 ,  巡回セールスマン問題 ,  アルゴリズム ,  光刺激 ,  変形
準シソーラス用語： バイオコンピュータ ,  確率アルゴリズム ,  探索アルゴリズム

分類 (1件)： オペレーションズリサーチ一般  (KA03010Q)

引用文献 (8件)：

• http://www.cs.auckland.ac.nz/CDMTCS/conferences/uc/uc.html
• NAKAGAKI, T. Maze-solving by an amoeboid organism. Nature. 2000, 407, 470
• AONO, M. Amoeba-based neurocomputing with chaotic dynamics. Communications of the ACM. 2007, 50, 9, 69-72
• AONO, M. Amoeba-based chaotic neurocomputing : Combinatorial optimization by coupled biological oscillators. New Generation Computing. 2009, 27, 129-157
• HOPFIELD, J. J. Computing with neural circuits : a model. Science. 1986, 233, 625-633

タイトルに関連する用語 (4件)： 粘菌 ,  コンピュータ ,  確率 ,  探索アルゴリズム