文献

J-GLOBAL ID：201202261106979249   整理番号：12A0682231

Ce_xLa_1-xRu₂Si₂におけるRKKY相互作用とKondo効果の間の競合による異常輸送特性

Anomalous Transport Properties via the Competition between the RKKY Interaction and the Kondo Effect in Ce_xLa_1-xRu₂Si₂

著者 (6件)： SHIMIZU Yasunobu (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  MATSUMOTO Yuji (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  MATSUMOTO Yuji (Japan Atomic Energy Agency, Ibaraki, JPN) ,  AOKI Kosuke (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  KIMURA Noriaki (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  AOKI Haruyoshi (Tohoku Univ., Sendai, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 81  号： 4  ページ： 044707.1-044707.7  発行年： 2012年04月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 筆者らはCe_xLa_1-xRu₂Si₂の電子輸送特性に関する広範囲な研究を行った。ゼロ場で,あるいは磁化の困難軸に平行な場の下で,残留抵抗,磁気抵抗,そしてHall抵抗が反強磁性状態でのx=0.85の近傍で最も増強されることが見いだされる。一方,容易軸に沿った高磁場は増大を抑制するのに有効である。Hall係数の温度変化から得られたコヒーレンス温度はx=0.85で反強磁性転移温度に等価になり,それはKondo単一項のコヒーレンスと長距離磁気秩序の間の競合が増強に関与することを示している。競合は反強磁性状態での磁気的性質にもまた影響を及ぼすと思われる。de Haas-va Alphen効果測定との比較は,増強が散乱の増加によるものであることを示唆している。現在の結果はHattoriとMiyakeによる理論と比較される。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ケイ化物 ,  ルテチウム化合物 ,  ランタン化合物 ,  セリウム化合物 ,  RKKY相互作用 ,  *Kondo効果 ,  特性 ,  エレクトロトランスポート ,  反強磁性 ,  *磁気的性質 ,  電子輸送
準シソーラス用語： 輸送特性

分類 (1件)： 金属結晶の磁性  (BM06040T)

タイトルに関連する用語 (4件)： RKKY相互作用 ,  Kondo効果 ,  競合 ,  輸送特性