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J-GLOBAL ID:201202261734744480   整理番号:12A0743009

東京湾沿岸部埋立地における緑被分布とバッタ類の生息分布との関係について

The relationship between green coverage distribution and inhabitatation of Orthoptera on the reclaimed land in Tokyo Bay Area
著者 (5件):
資料名:
巻: 75  号:ページ: 621-624  発行年: 2012年03月30日 
JST資料番号: F0408A  ISSN: 1340-8984  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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都市域でも生態系サービスの基盤となっている生物多様性の重要性が謳われており,保全・向上のために生物生息空間の保全と創出が不可欠と考えられるようになった。そこで本研究では,都市部のような人工的に創出された緑地空間にも生息が期待でき,広域の環境の指標となる生物としてバッタ類を選定し,東京湾臨海部埋立地の緑地の質を生物の視点から把握することを目的に調査を行った。調査をもとに,バッタ類の生息状況と緑地環境の関係性を明らかにするとともに,広域の緑地整備・計画に向けての指針となりうる指標を提示することを目的とした。その結果,出現種は5つのグループに分類された。これまでも既往研究から,周囲の水田被覆や林縁長,旧海岸線からの距離等,マクロスケールの要因がバッタ類の生息・分布に影響していることが示されているが,今回の結果から,周囲の各緑被地の面積率,近隣パッチからの距離,陸地との分断等が関係していることが加えられて明らかになった。また指標としてのバッタ類は,身近な生物の一つとして,人間活動や都市的土地利用と密接な関係にあり,かつ緑地環境や都市の生物多様性を図る上での重要な指標になると言える。
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分類 (2件):
分類
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土地利用一般,地域制  ,  生態系 
引用文献 (17件):
  • 1)TEEB(2010): The Economics of Ecosystems and Biodiversity, Mainstreaming the Economics of Nature, synthesis of the approach, conclusions and recommendations of TEEB.
  • 2)遠藤毅(2004):東京都臨海域における埋立地造成の歴史:地学雑誌113(6),785-801
  • 3)中島敦司・中尾史郎・養父志乃夫・山田宏之(2000):人工島の環境保全緑地のもつ昆虫生息場所機能:ランドスケープ研究63(5),509-514
  • 4)東京都(2000):緑の東京計画:東京都環境局,122pp
  • 5)養父志乃夫・山田宏之・中島敦司・中尾史郎・松本勝正(2001):大規模市街地内から郊外地にかけてのバッタ類の生息密度の変化について:ランドスケープ研究64(5),595-600
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