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J-GLOBAL ID：201202261852052991   整理番号：12A1442330

除染技術 有機リン酸系殺虫剤汚染土壌のバイオレメディエーション

著者 (1件)： 武尾正弘 (兵庫県大 大学院)
資料名： 粉体技術
巻： 4  号： 10  ページ： 987-993  発行年： 2012年10月01日 
JST資料番号： Y0903B  ISSN： 1883-3292  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 農作物の生産においては害虫からの被害を最小にするために農薬の散布が実施されるが,世界各地の農生産現場ではより効率的な高い殺虫能力を有する薬剤の使用が行われており,近年になってこれがヒトに対しても高い有害性を持つことが指摘された。散布された農薬は土壌の中に蓄積されており,その除染が緊急の課題となっている。本稿では,農薬の中で有機リン酸系殺虫剤に着目しその生物学的環境浄化技術(バイオレメディエーション)について記した。インドにおける有機リン酸系農薬による土壌の汚染,バイオレメディエーションの方法,ニトロフェノールの微生物分解および4NP(4-ニトロフェノール)汚染土壌のバイオレメディエーションについて示した。

シソーラス用語： *農薬 ,  *汚染 ,  除去 ,  浄化 ,  *リン酸誘導体 ,  *有機リン化合物 ,  *バイオレメディエーション
準シソーラス用語： 除染 ,  *有機リン酸塩

分類 (1件)： 農薬  (SB05030L)

引用文献 (9件)：

• 1)厚生労働省:"食品中の残留する農薬等の基準に係るポジティブリスト制度について"、http://www.mhlw.go.j p/houdou/2005/11/h1129-2.htm1
• 2) Yamamoto, K., M. Sonoyoama, K. Miyanaga, D. Kato, S. Negoro, R. K. Jain, and M. Takeo :"Bio- degradability of 3-Methyl-4-nitrophenol by 4-Nitrophenol-Degrading Bacteria", Japanese I Wat. Treat. Biol ., 47, p. 9-27 (2011)
• 3) Chauhan, A., A. K. Chakraborti, and R. K. Jain : "Plasmid-encoded Degradation of p-Nitrophenol and 4-Nitrocatechol by Arthrobacter proto- phormiae RKJ100" , Biochem. Bipphys. Res. Commun., 270, p. 733-740 (2000)
• 4) Chauhan, A., G. Pandey, N. K. Sharma, D. Paul, J. Pandey, and R. K. Jain : "p-Nitrophenol Degrada- tion via 4-Nitrocatechol in Burkholderia sp. SJ98 and Cloning of Some of the Lower Pathway Genes", Environ. Sci. Technol ., 44, p. 3435-3441 (2010)
• 5) Takeo, M., Y. Abe, and S. Negoro : "Simultaneous Degradation of 4-Nitrophenol and Picric Acid by Two Different Mechanisms of Rhodococcus sp. PN1" , J. Chem. Eng. Japan, 36, p. 1178-1184 (2003)

タイトルに関連する用語 (4件)： 除染 ,  有機リン酸系殺虫剤 ,  汚染土壌 ,  バイオレメディエーション