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J-GLOBAL ID:201202261894036597   整理番号:12A1611979

シリルおよびボリル指向基を用いるベンザイン反応の位置制御の実験的および理論的研究

Experimental and Theoretical Studies on Regiocontrol of Benzyne Reactions Using Silyl and Boryl Directing Groups
著者 (3件):
資料名:
巻: 70  号: 11  ページ: 1123-1133  発行年: 2012年11月01日 
JST資料番号: F0383A  ISSN: 0037-9980  CODEN: YGKKAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ベンザイン反応のシリルおよびボリル指向位置制御および密度汎関数理論(DFT)を用いたその理論的解析を報告した。置換フランと3-シリル-および3-ボリル-ベンザインとの二つのDiels-Alder反応および3-シリルベンザインと1,3-双極試薬の[3+2]環状付加は末端環状付加物を優先的に生成したが,ボリルベンザインの[3+2]環状付加では中央環状付加物が独占的に生成した。さらに第一アミンではベンザインのシリル基のより立体障害のあるortho-位で選択的に求核付加反応が起った。これら異例の位置化学の起源を,自然結合軌道およびこれらの反応の遷移状態を含む反応経路解析を用いて理論的に評価した。DFT計算に基づいてボリルベンザインの反応はボリル基の静電効果により制御されるが,シリルベンザインのそれはシリル基の立体効果により第一に支配されると提唱した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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反応の位置化学  ,  分子の電子構造 
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