抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,交通事故を起こしたドライバーが衝突対象をどのタイミングで発見したのかと,そのドライバーの過去の事故件数,年間走行距離から算出した事故率を比較検討することで,両者の関係を明らかにすることを目的とする。分析に用いたデータは財団法人交通事故総合分析センターが所有するミクロデータであり,事故記録である。事故記録には,事故を起こしたドライバーの年間走行距離と自己申告による過去3年間の物損事故を含む事故件数が記載されている。分析から事故率と対象発見距離の散布図を作成し,相関係数を求めた。その結果,散布図は右肩下がりの分布となり,有意相関が見られたが,相関係数は小さかった。そして事故率の高いドライバーは,事故率の低いドライバーより衝突対象の発見が遅い可能性が示された。